ダメ人間オンライン

あまり信用しないほうがいい技術メモとか備忘録とかその他雑記

Lightweight Language Tigerに行ってきた

2010年7月31日(土)に開催されたLightweight Language Tiger(通称LLTiger)に行ってきました。

去年のLLTVには行けなかったので今回はかなり楽しみにしてました。

長くなりすぎてもアレなので簡単な感想とかを箇条書き形式メインで書いてみます。

タイムスケジュール

10:00       開場
10:25-10:30 開会宣言
10:30-11:50 Language Update
11:50-12:00 休憩
12:00-13:00 開発ライセンスとプログラマーの自由
13:00-14:30 昼休み
14:30-15:30 LTの虎・1回戦
15:30-16:30 LLと電子出版
16:30-17:00 夕休み
17:00-18:00 LLでフィジカルコンピューティング
18:00-18:30 LTの虎・準決勝
18:30-18:40 休憩
18:40-19:40 高速化虎の巻
19:40-20:00 LTの虎・決勝
20:00-20:10 抽選会+閉会宣言

Language Update

開会宣言の前に喫煙所に寄ったのですが、どこかで見たことのあるような風格の漂う髭を生やした方がいらっしゃいました。

モゴモゴと「おはようございms・・・」と聞き取れるか聞き取れないかぐらいの声で挨拶をしたのですが届いてなかったかもしれません。(コミュ弱ですいません・・・orz)

その方が喫煙所を出てから良く考えてみたら、もしかして先程の方は小飼弾氏だったのでは?という疑惑が。

Language Updateのトップバッターは小飼弾氏でしたので、その疑惑がすぐに確信に変わったというか判明したのですが、せっかくお話できるかもしれない機会を逃した俺のアホ、バカ、ちんすこう!

Perl

小飼弾氏によるPerl6のお話。

perl6によるFizzBuzzの実演。

ねんがんのおぶじぇくとしこうをてにいれたぞ

Python

稲田さんのお話。

pythonは今後3系がメインになるらしく、2系の開発は2.7系で終了とのこと。

PyPywwwwwwwwwwww

Clojure

makingさんのお話。

Clojure自体触ったことがないのですが、すごくおもしろい話でした。

STMの話もすごくわかりやすかった!!

ClojureはGAEでも動くとのこと。今度触ってみよう。

HTML5

白石さんのお話。

HTML5でのコアとなるようなことが聞けてより一層HTML5がおもしろそうに見えました。

適切なタグ付けができるようになったことで、今後の検索エンジンのアルゴリズムとかも変わってきたりおもしろそうですね。

もはやHTMLはSGMLではないとのこと。

Scala

ゆろよろさんのお話。

LL大河!

Scalaもやってみたいと思いつつもまだ触れてない・・・

Ruby

まつもとさんのお話。

Ruby2.0はやはり話せば長くなるようですw

Ruby自体の開発のマネジメントの話とか聞けておもしろかったです。

PHP

小泉さんによるお話。

Heavy Weight Templete Languagewwwww

コミッタをやってる人しかわからないようなPHPの開発内部事情が聞けてめちゃめちゃおもしろかったですwww

PHPの新バージョンで注意すべきはnamespace使った場合のコンストラクタ

開発ライセンスとプログラマーの自由

小山さんが司会を行って、主にvsAppleという感じで議論されてました。

個人的にはappstoreに出すとこのコードは縛られても、それを生成するとこまでは自由にしてもいいんじゃねーの?とは思いますが何故appleがそれまで禁止してるのかは未だ理解できないですね。

縛ること自体は企業としてアリだとも思うのですが、足元見られてる感じがなんとなく嫌だなーっと。

難しい問題ですね。

LTの虎・1回戦

LTの虎についての感想は最後にまとめようと思います。

LLと電子出版

出演
 鈴木嘉平(アスキー・メディアワークス)
 高橋征義(達人出版会/日本Rubyの会)
 瀧澤昭広(オライリー・ジャパン)
 森田尚
司会
 西尾泰三(ITmedia)

※敬称略

現在の電子書籍と紙での出版を取り巻く環境から、込み入った話まで聞けて、普段は聞けないようなジャンルの話だっただけにすごく興味深く、なるほどと思うようなことが多々ありました。

「あ、これ言っちゃっていいのかな?w」というシーンが多々あったのですが、普通の話とそのような話の区別が自分ではつかないためここでは書かないようにしておきますw

といっても当日のtwitterでの実況等で駄々漏れだったとは思いますがw

各出版社は電子書籍の登場により紙媒体での売れ行きがあまりよろしくないようなのですが、だからと言って"安易に"電子書籍を出すということをしてもそれに見合う収益を上げられるのかどうかといった問題もあるようです。

個人的にはオライリー等の技術書の場合だと7掛けの値段なら電子書籍で欲しいなーという感じです。

いや、まだiPadkindleも持ってないんですけどね・・・・

ライセンス形態にして色んなデバイスで読めるってなれば嬉しいですね。

LLでフィジカルコンピューティング

出演
 チームラボ
 くるくる研究室
司会
 ごうだまりぽ

※敬称略

フィジカルコンピューティングについてのお話。

このセッションもめちゃめちゃおもしろかったです!!

チームラボさんの社内が何やら楽しいことになってるってのは以前に記事を見て知っていたのですが、その裏側を見せていただいたような感じでした。

トイレの空き状況を確認する「ヘヴンズドア」は是非弊社も導入して欲しいところw

くるくる研究室さんもFlashとからめたフィジカルコンピューティングが見ててすごくわくわくするようなものでした。

ソースコードの解説もあったのですが、ちょっと文字が小さくて見辛かったかもしれません。

幸い私はASもPHPもある程度はわかるので、雰囲気でなんとなくは理解することができました。

やっぱりモノづくりは楽しんでやるのが一番ですね!

ちょっとGainerとかにも興味がわきました。

高速化虎の巻

出演
 高山征大
 村主 崇行
司会
 藤田将洋

※敬称略

高速化というか並列化についてのお話。

高山さんからは今後CPUなどのハードウェアがどうなっていくのかを踏まえた上での並列化プログラミングについての重要性についてのお話。

個人的には最終兵器Haskellに興味を持っているところなのでちょうどいいタイミングで良いお話を聞けたかもしれません。

あとやっぱりScalaもおもしろそうだなーっと改めて思ったり。

村主さんからは偏微分方程式シミュレーションのための並列DSL「Paraiso」についてのお話。

この方は本当に憧れるほどのかっこよさを持っていました。

THE・スーパー物理学者って感じ。

「物理学にはいいおじさんが多いw」と仰ってたのですが、本当にそうかもと思わずにはいられないほどの良い人オーラも漂ってましたw

今の時代、物理学メインでやってた人でもプログラミングできるのって普通のことなのかしら?純粋にすごいなーって思いました。

LTの虎まとめ

出演(チーム名とメンバー氏名)
クロネッカーズデルタ:久井亨 @torus
co1row:co1row
殺伐Python:@shibukawa、@moriyoshi、@ymotongpoo
Shibuya.js:上島智士 @gyuque、川崎有亮 @kawanet、小林悠 @yukoba
破滅幼稚園荒川組:@itkz, @yuiseki, @hagino3000
エレファントカシマシタ:umitanuki, taneushi, choplin
プロジェクト:-D:はせがわようすけ(ネットエージェント)、竹迫良範(サイボウズ・ラボ)
USP友の会:(っ´∀`)っ ゃー(@nullpopopo)、カノケイコ(@keikoka)、@kent_yo

全体的な感想としては、皆さん発表の内容もプレゼン自体もレベルたけぇwwwwwwww

本当にどのチームが勝ってもおかしくないような、すごいおもしろいLTの連続でした。

気になったのが全体的にJS関連のことが多かったのかな?

発表内容だけでなくスライドをJSで作ってたりとか。

内容も変態的なものが多く(褒め言葉ですよw)JavaScriptってこんなのだっけ?wって思うようなものもいっぱいw

あとおもしろかったのがPythonチックなRubyRubyチックなPythonのPubyとRhythonwwwwwww

発想は誰でも考えそうなものなのですがそれを本当に実装してみたとか素敵すぎるwwww

あとはgif画像にjavascriptperlのコードを埋め込む話も目からウロコでしたね。

最終的に優勝はShibuya.jsさんでした。おめでとうございます!!全LTとてもおもしろかったです。

おわりに

LLのお祭りと言うにふさわしいカンファレンスでとても楽しかったです。

来年は是非LTやってみたいなーとか思ってたのですが、今回のLT発表のレベルの高さを見てかなりびびってしまいました><

一年あるし色々と考えてみよう。

あと、自分が普段触ってる言語だけではなく色々な言語に触れることもできてすごい刺激にもなりました。

世の中は広いしおもしろいことなんて山ほどあるんやなーっと。

言語だけじゃなく電子書籍フィジカルコンピューティングもそうですね。

こういう場に自分から足を運んでみなかったら貴重な話も聞けなかったでしょうしここまで興味を持てていなかったかもしれません。

いずれは受け取る側だけじゃなく、今回登壇された皆さんのように人に何かを渡せるような人間になっていきたいものです。

主催の方々、関係者の方々、お疲れ様でした!!

とても楽しいイベントをありがとうございました!